不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 ポリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ 浅井 咲子 (著)
「あなたは今、安心が足りてますか?」
そんな風に質問を投げかけてくれる本です。
ポリヴェーガル理論の第一人者である
浅井咲子先生の本です。
ストレス&トラウマケアを科学的な視点で解決しよう!そんな簡単なワークが紹介されています。
自律神経には2つあって「交感神経」と「副交感神経」があることはあなたも知っているかもしれません。
「副交感神経」はさらに2つに分けられて「背側迷走神経」と「腹側迷走神経」に分けられるのは知っていたでしょうか。
なにやら難しい言葉がたくさん出てきましたね。大丈夫です。これからわかりやすく説明します。
この2つの「副交感神経」は脳幹というところから伸びています。
脳幹の後ろから出ているのが「背側迷走神経」。これを後ろなので「バックスイッチ」と言います。
脳幹の前から出ているのが「腹側迷走神経」。これを前なので「フロントスイッチ」と言います。
これですこしはわかりやすくなりましたかね。
前だからフロント、後ろだからバックです。
そして「バックスイッチ」は生まれながら誰もが持っているものです。
「フロントスイッチ」は生きていくうちに発達させていくものです。
この2つの「スイッチ」が効果的に働くことで安心を手に入れられるのです。
まずは「バックスイッチ」を育てて、次に「フロントスイッチ」です。
この本には「バックスイッチ」を育てるワークが18個、「フロントスイッチ」を育てるワークが29個あります。
私もやってみましたがどれも簡単なワークで全然苦痛ではありません。
そして必ずしも全部やる必要はなくて自分に合うものを選んでやるだけで十分効果があります。
安心って実は自分で育てることが出来るんですね。自分で安心を作れるって最強じゃないですか。
この安心が増えると…
「情緒が安定する」
「緊張しにくくなる」
「不安になりにくい」
「勇気が出る」
「人見知りしなくなる」
「リスクを恐れない」
「苦手な人が減る」…
これらの効果が現れてきます。
実は以前に紹介したこの本。
「今ここ」神経系エクササイズ 「はるちゃんのおにぎり」を読むと、他人の批判が気にならなくなる。
この本の中には「バックスイッチ」と「フロントスイッチ」を育てるワークがいくつか紹介されています。私は今から半年以上前からこのワークを毎日やっていたんですね。
最近、緊張しにくいな…
なんかワクワク・勇気が出てくることが多いな…
そんな実感をもうすでに感じているんですよ。
おそらくワークの効果が大きいと思います。
あなたも不安・イライラに常に悩まされている生活から抜け出て「安心」を手に入れませんか。